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Fig−6. Development Concept of Corridor−1inks 1)

 

また、コリドールリンクの地下には、水質浄化システムやヘドロ処理工場を設け、大阪湾の水質・底質の改善を行う。
そして、これらの施設・設備は、市民に開放され、親水レクリエーションの機会を提供するとともに、体験的環境教育の場ともなる。
4−4. 施工段階の環境創造
マリン・ユリドールは、上記のような環境創造とともに、施工段階においても重要な環境創造を担う。即ち、Fig-7に示すように、コリドールラインの埋設時の掘削土(主として海底汚泥)は、生物が棲みやすい土などに加工

 

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Fig-7. Environmental Creation System on Construction of the Marine Corridor 2)

 

処理され、大阪湾の水際線修復の材料、コリドールラインの埋戻し材料、コリドールリンクの建設材料等として有効利用を行う。
一方、陸域から排出処分されている上下水道スラッジや建設廃材等も有用資源として見直し、生物にとって望ましい材料に加工処理を行うことにより、コリドールラインの埋戻し材料等に利用する。
このように、マリン・コリドールの施工は、大阪湾の底質改善と底生生物の生育環境の提供、生物と共生する水際線の創造などを行う、海陸一体の環境創造システムとなる(Fig−8参照)。

 

5. まとめ

大阪湾上から360度を眺めてみると、私達が、かけがえのない小宇宙に生きていることがわかる。六甲、生駒、和泉、淡路島の山系に守られた小宇宙に、明石海峡、紀淡海峡から世界の知恵を取り入れつつ、生かされてきたことがわかってくる。メガ・インフラストラクチャー「マリン・コリドール」を基盤に、閉鎖性海域の沿岸域におけるサステナブル・デベロップメントのモデルとしての新しい大阪湾沿岸域を構築していくことが望まれる。ところで、関西は多核心構造と言われているが、人や物の移動を見る限りにおいては、東京圏における東京一

 

 

 

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